皆さん、星野リゾートが運営する『BEB5土浦』という施設をご存じでしょうか?
茨城県土浦市にあるカジュアルホテルで、“居酒屋以上、旅未満”のルーズなホテルというのをコンセプトに、若者だけでなく、家族連れにも人気のユニークなホテルです。
『星野リゾート』と聞くと、『星のや』や『リゾナーレ』といったブランドイメージから、一般的に高級ホテルという印象を抱く方も多いのではないでしょうか?
しかし、このBEB5土浦は1泊1人約5,000円、人数や日程によっては何と3,000円代で宿泊できるんです!
それでいてビジネスホテル以上のホスピタリティとオシャレな館内、星野リゾートらしい様々な仕掛けなど、肌感覚的には1万円前後払っても満足できるような施設でした。
今回は、私こもれびが実際に泊まった感想を基に、BEB5土浦の魅力を余すことなくお伝えしていきたいと思います。
東京からもアクセス良好ですし、週末旅行や1泊2日のちょっとしたお出かけにも最適なので、カップルや家族でお出掛けを検討されている方は、是非とも参考にして下さい。
BEB5土浦の概要、アクセスについて
BEB5土浦は駅直結という抜群の立地で、東京駅からJR上野東京ラインで土浦駅まで約50分、駅の改札からは約10秒!という驚異の近さ。
車で来る場合は、常磐自動車道の桜土浦ICもしくは土浦北ICで降りて約20分。
駅の隣に提携駐車場もあって、宿泊する方は24時間500円で停めることが出来ます。
都心から約1時間で来れるので、わざわざ高い東京近郊のホテルに泊まるよりも、コスパ的にもずっと満足度は上だと思いますよ。
これがホテルの入口です。
駅構内の一角にあるので、レストランや美容室と間違えそうな雰囲気ですが、中に入ると紛れもなく星野リゾートが運営するホテル。
では、さっそく中に入ってみましょう。
チェックイン、見た目もユニークな3階のロビー
これが3階のロビーフロア。
チェックインは自動チェックイン機で行いますが、スタッフの方もいるので初めての方も安心。
入り口付近には土浦周辺のエリアマップがあります。
さすがは日本有数のサイクリングロードがある“自転車のまち”土浦市、自転車にまつわるオブジェもたくさん飾られていました。
当日空きがあれば、電動アシスト機能付き自転車のレンタルも出来ますよ。
対象は身長150cm以上の方で、1時間当たり500円~だそうです。
予約は出来ないので、希望する方は当日フロントの方に聞いてみましょう。
アメニティは最近流行りのフロントから持っていくスタイル。
ナイトウェアなど一部有料のグッズもあります。
私たちはパジャマを持ってきていなかったので、一着200円でお借りしました。
こういう細かい部分で宿泊代をお手頃にしてくれているんだなぁ…と考えたら、自分で選択できるこのスタイルは、逆に嬉しいですよね。
飲食持ち込み自由!ラウンジでまったり
このホテルのおすすめポイントの一つが、この『TAMARIBA』と呼ばれるラウンジスペース。
24時間使えるこのラウンジは、パソコン仕事はもちろん、飲食の持ち込み自由なので、駅ビルでお酒やおつまみを買ってきて、家族や友人たちと語り合う場としても便利です。
しかも併設されているカフェも24時間営業。
ここでは茨城のクラフトビールやワイン、軽食などが注文できます。
ビジネス利用などで駅ビルが閉まっている遅い時間帯にチェックインしても、寝る前にちょっと1杯、が出来るのが非常にありがたいですね。
私たちは利用しませんでしたが、季節や時間帯ごとに数量限定メニューも充実。
こういったメニューが提供されていること自体、1泊5,000円前後の宿とは思えません。
引用元:じゃらんnet
2024年11月に訪れた際には、茨城発祥のB級グルメ『メロンまるごとクリームソーダ』が販売されていました!
『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』などでもお馴染みの大人気スイーツが、BEB5土浦でも食べられちゃうなんて、かなりラッキー。
3階を一通り見たところで、エレベーターで今回泊まる4階の客室へ向かいます。
遊び心満載のヤグラルーム
エレベーターを降りると、4階の廊下に出ます。
2022年開業というだけあって、施設内も客室も清潔感があってキレイでした。
各階のエレベーターの前には、自転車用のラックや工具・整備スペース兼ワーキングスペースが。
自転車を部屋まで持ち込めるのもこのホテルの魅力、とてもユニークですよね。
ここでパソコン作業をしている方も多くいました。
ウォーターサーバーも各階に設置されています。
さて、それではお待ちかねの客室に入りましょう。
今回滞在するのは、3人まで宿泊可能な『ヤグラルーム』という客室。
ヤグラの上段にベッドがあって、下段にはソファ兼デイベッドという、秘密基地みたいな作りです。
子供たちも階段を行ったり来たりしてはしゃいでいました。
靴を脱いで過ごすので、ハイハイをする赤ちゃんなども安心です。
階段の下は収納になっていて、セーフティーボックスや電気ケトル、空気清浄機などがありました。
戸棚の中には空の冷蔵庫も隠れています。
広さは約26~27㎡と決して広くはないですが、面白い作りなので全く気になりません。
むしろ、この値段で良いの?と疑いたくなるレベルです。
下段のデイベッド用の布団。
壁際にはテレビも置いてありました。
壁に掛かっているバッグにはタオルが入っています。
コップに番号が付いているのは面白いですよね。
子供たちが「オレは○○番!」とそれぞれ自分のコップを把握するのに役立ち、意外と便利だなぁと思いました。
デイベッドの上には“館内のご案内”と書かれた紙が、バインダーに挟まっています。
そして2階の寝室。
子供たちが待ちきれずにベッドに乗ってしまってシワが出来てしまいました、ごめんなさい。
気になる水回り。
コンパクトな洗面台ですが、十分です。
ドライヤーは向かい側の壁に掛かっていました。
お風呂もトイレも開業して数年しか経ってないからか、清潔感があって気になる所はなし。
この値段で独立した洗い場付きのバスルームがあるのは、子連れにとっては非常にありがたいです。
ゆっくりした後は、ラウンジで少しパソコン仕事をこなして就寝。
窓の外は当たり前ですが土浦駅ビュー。
このホテルにはレストランがないので、夕食は近くにあるイタリアンを予約しました。
朝食付きのプランにすると、駅ビル内の提携しているお店でお得に朝食を食べることが出来ます。
ということで、お休みなさい。
朝食付きプランもおすすめ
ホテル内にレストランがないというのは前述の通りですが、提携している駅ビル内のお店で朝ご飯が食べられるサービスがあります。
それが大手カフェチェーンの『タリーズコーヒー』、メディアなどでも紹介されるほど人気のパン屋さん『クーロンヌ』、全国のラーメンフェスなどにも出店している『特級鶏蕎麦 龍介(土日祝限定)』の3店舗。
私たちは朝食付きのプランだったので、その中からパン屋さんをチョイスしました。
引用元:クーロンヌ公式サイト
チェックインの際に貰った朝食券を握りしめて店内へ。
店舗は2階にあるので、ホテルを出て階段を下りるだけ、ほんの数分で着きました。
店頭のイーゼルにはおすすめ商品やメディア出演情報などが。
地上波の有名な番組にも取り上げられているようです。
店内には美味しそうなパンがズラリ。
朝食券で頂けるセットの他に、追加で単品でも購入しました。
朝食セットは『ソルティドッグ』と『ラップサンド』の2種類。
ドリンクとスープまたはパン付きです。
パンの生地はもちろんですが、ソーセージの塩気が抜群で、予想以上に美味しかったです。
1人3,000円台のホテルに泊まって、こんな洒落た朝食が食べられるとは思ってなかったので、良い意味で驚きでした。
子供の添い寝は何歳まで?
BEB5土浦に子供連れで泊まる場合、ルールとしては“6歳まで、1部屋あたり定員人数まで可”と定められています。
つまり、私たちが泊まったヤグラルームの定員は3名なので、子供が3人いる私たちは、長男を定員の人数に入れると、“私+妻+長男”で定員3名ピッタリ。
それプラス6歳以下であれば更に3名の添い寝が可能なので、合計6人まで1部屋で泊まれることになります。
お子さんが小さいご家庭などは、ある程度の大人数でも1部屋で済むので、一緒に過ごすことが出来て経済的にもありがたいですね。
・1部屋あたり定員人数まで可(6歳以下無料)
ちなみにチェックアウトも“お昼頃”とアバウトなので、11時までに身支度を済ませて子供の準備もして…と時間に追われる心配もありません。
これは精神的にも楽チンですし、子供の世話がある子連れでの家族旅行にとっては非常に大きいメリットです。
何度も言いますが、これで私たちは朝食代も入れて1人約4,000円しか払っていません!
コスパ・満足度で言えば、高級ホテルに泊まった時以上の幸福感がありました。
というワケで、以上が星野リゾートが運営するホテル、BEB5土浦の紹介になります。
皆さんも是非、BEB5土浦に遊びに行ってみて下さい。
「こんな値段でここまで楽しくて良いの?」と、きっと驚くと思いますよ‼
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