2021年1月頃に、シャトレーゼホールディングスが『亀屋万年堂』の全株式を取得して、完全子会社になるというニュースが流れました。
シャトレーゼオタク歴10年以上の私もメディアの報道でその事実を知り、驚いたのを憶えています。
それから数年、現在シャトレーゼと亀屋万年堂の関係はどうなのでしょうか?
我々消費者にとって知りたいのは、シャトレーゼで亀屋万年堂のお菓子が、また逆に亀屋万年堂でシャトレーゼのお菓子が手に入るかどうか?ということでしょう。
今回は、和菓子の老舗である亀屋万年堂にスポットを当てて、シャトレーゼが買収したことによって、私達のお買い物にどう影響が出るのかを、探っていきたいと思います。
シャトレーゼファンの方も亀屋万年堂ファンの方も、お得な情報を交えて紹介していきますので、是非最後までご覧下さい。
シャトレーゼHDが買収した亀屋万年堂とは?
引用元:亀屋万年堂公式サイト
神奈川県横浜市に本社がある菓子の専門店で、創業は1938年と歴史があり、2024年11月現在は東京都と神奈川県を中心に、24店舗の直営店があります。
亀屋万年堂と言えば、代名詞でもある『ナボナ』というお菓子が有名ですよね。
引用元:亀屋万年堂公式サイト
ブッセの一種のようなもので、季節によって限定のフレーバーが代わる代わる登場する、東京銘菓と言っても過言ではない人気商品です。
現在では、北海道産小豆を使用した粒餡とバターの『UNバターナボナ』や、店舗限定で店内仕上げにこだわった『自由が丘ナボナ』など、バラエティに富んだ様々なシリーズのナボナが販売されています。
そのナボナを一躍全国区にしたのが、1967年に放映が開始された王貞治氏出演のテレビCMにおける「ナボナはお菓子のホームラン王です!」というフレーズでしょう。
このキャッチコピーによってお茶の間に広がったナボナは、亀屋万年堂にとって欠かせないお菓子になりました。
私はまだ生まれていませんが、その当時を知る人にとっては、非常に懐かしい思い出をお持ちの方もいらっしゃるんではないでしょうか?
では、そのナボナというヒット商品を生み出した亀屋万年堂が、シャトレーゼ傘下で再出発するにあたって、我々にはどういうメリットがあるのでしょう。
シャトレーゼでナボナは買えるの?
亀屋万年堂がシャトレーゼの完全子会社となって、亀屋万年堂のお菓子、例えばナボナがシャトレーゼのお店で買えるのかどうか?を調べてみました。
結論から言えば、“現在はNO!しかし、近い将来は可能性あり”という所でしょうか。
というのも、某テレビ番組にて、当時のシャトレーゼHDの齊藤寛会長が「ナボナはシャトレーゼのルートを通じて全国展開していく!」旨の発言をしていました。
また、「亀屋万年堂というブランドを各地に展開していく!」ということも言っていたので、買収による大幅な人員削減が行われたり、亀屋万年堂の店舗がシャトレーゼに取って代わられていくというよりは、お互いの良い部分を吸収しあって、共に発展していくという意味合いの完全子会社化なのかな?という印象を受けました。
数年前にシャトレーゼHDが九州の老舗菓子店である『さかえ屋』を買収した際にも、さかえ屋の看板商品である『なんばん往来』がシャトレーゼのお店で発売されて、九州出身の友人がとても喜んでいたのが記憶に新しいです。
なので、そう遠くない未来に、亀屋万年堂のお菓子が、全国のシャトレーゼで買える日が来るかもしれませんね。
亀屋万年堂でシャトレーゼのお菓子をゲット!
逆に、亀屋万年堂ではシャトレーゼの主力商品の取扱いが2021年7月9日(金)~順次スタートしました。
『チョコバッキー バニラ』や『もなどら こしあん』、『シャトー・レザン』といった人気のお菓子が、亀屋万年堂の一部店舗で買えるようです。
これはどちらのファンにとっても嬉しい変化ですね。
特に亀屋万年堂の店舗が集中している東京・神奈川の方々には朗報だと思います。
今まで近くにシャトレーゼのお店がなくて行ったことがないという方も、亀屋万年堂に行けばシャトレーゼのスイーツに出会えるので、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
引用元:亀屋万年堂公式サイト
このニュースを見た時、シャトレーゼで亀屋万年堂のお菓子が買えたら良いなぁ…とは漠然と願っていましたが、まさか亀屋万年堂にシャトレーゼの商品が並ぶとは思いませんでした。
シャトレーゼには既にナボナに似たブッセシリーズがあるので、すぐには難しいかもしれませんが、そのうちナボナに限らず、亀屋万年堂の伝統あるお菓子が、皆さんの近所にあるシャトレーゼでも手軽に手に入るようになると良いですね!
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