つい先日、東京の錦糸町にあるマリオットグループのホテル『モクシー東京錦糸町』に宿泊してきました。
数あるマリオットグループが運営するホテルの中でも、異彩を放つデザインとおもてなしで、泊まる人を選ぶと思われがちな施設ですが、価格が高騰している東京近郊のホテルに比べて、比較的リーズナブルに滞在できるので、外国人観光客の方やビジネスでの利用、長期滞在なんかにもおすすめですよ。
今回は、一見するとクセの強い印象のモクシー東京錦糸町の中身を、実際に宿泊した時の感想も含めて、徹底的に解説していきたいと思います。
東京観光を考えていて、ある程度の所には泊まりたいけど、ホテルがどこも高すぎて迷っている方や、出張などビジネスで東京に来る予定があって、ちょっと変わったホテルを探している方には、きっと参考になると思うので、気になった方は当記事を少しでも覗いてみて下さい。
駅から近く、アクセスも抜群!
モクシー東京錦糸町は、JR総武線の錦糸町駅の南口、もしくは東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅1番出口から、いずれも徒歩約5分と近く、電車でのアクセスは非常に楽チンです。
重い荷物を持って10分も20分も歩くのは大変ですし、タクシーを使うとなると拾う手間やお金がかかるというデメリットがあるので、駅から歩いて行けるというのは都会のホテルでは特にポイントが高いですよね。
駐車場はないので、車でアクセスする方は、近隣のコインパーキングを利用する形になります。
引用元:じゃらんnet
駅から繁華街のほうに歩いていくと、交差点の向こうに奇抜なデザインの入口が見えてきました。
ホテルの周りには有名な居酒屋さんも多いので、晩ご飯には困らないでしょう。
スタイリッシュな入口のドアを潜って中に入ると、正面左手にチェックインカウンターがあります。
そこはカフェ&バーにもなっていて、宿泊者はフリードリンクでソフトドリンクを何杯でも頂けますよ。
無料Wi-Fiがあり、PC作業にピッタリなテーブルやチェアも完備されています。
しかも24時間空いているので、カップルや友達同士で語り合ったり、コワーキングスペースのように活用されている方々もいらっしゃいました。
1階にはビリヤード台や卓球台、サッカーゲームなんかも楽しめるようになっています。
仲間とワイワイ盛り上がるのも良し、1人で読書やPC仕事をして寛ぐのも良し、様々な使い方が出来るスペースが解放されているのも、このホテルのイチオシポイントの一つですね。
チェックインと共にビールで乾杯!
引用元:じゃらんnet
バーカウンターも兼ねている受付でチェックインを済ませると、ウェルカムドリンクのサービスが!
それが驚くことにアルコールも選べて、しかもビールは居酒屋顔負けのジョッキでの提供。
「ラウンジで飲んでも良いですし、部屋に持っていってもオッケーですよ!」というので、ありがたく頂くことに。
スタッフの方々も、ほとんどが英語での対応に慣れていて、フランクさの中にもさすがはマリオットグループというホスピタリティが垣間見えますし、様々なお客さんの要望に真摯に応えている姿が印象的でした。
共用スペースのラウンジでは、24時間のフリードリンクの他にも『MOXY BAR & LOUNGE』として、ランチやディナーの提供もあります。
専用のレストランはありませんが、外に食べに行くのが面倒だという方は、1階で食事を済ませることも可能ですよ。
1階には無料のロッカーがあります。
客室に金庫がないので、貴重品などの管理はこのセキュリティボックスを使いましょう。
他にもお洒落なデザインのアートやオブジェもあって、まるで海外に来たみたいですね。
全て紹介したいところですが、ひとまず我々は部屋に向かいます。
無駄を省いた、シンプルで遊び心溢れる客室
今回は8階の客室にアサインされたのですが、エレベーターを一歩出ると、まるで海外のアパートメントのような空間が広がっていました。
これも普通のホテルとは全く趣が違いますね。
客室は17~24㎡と決して広くはなく、必要最低限で効率重視といった感じです。
シングルベッドが2つの部屋とクイーンベッドが1つの部屋があり、作りとしてはほぼ同じでスイートルームなどもないため、マリオットボンヴォイのエリート会員特典の醍醐味の一つである、アップグレードなどはありません。
設備も至ってシンプルで、壁面に“ペグウォール”と呼ばれる収納スペースがあり、折り畳み式のテーブルやイスを必要に応じて出すタイプ。
限られたスペースを有効活用するという意味では、非常に考えられていますね。
ベッドサイドにはレトロ感のある小物たちが並んでいます。
理由は分かりませんが、『オタマトーン』という電子楽器のおもちゃを発見。
遊び心満載のインテリアばかりで、田舎育ちの私はビックリの連続。
その横にある水は、アルミのボトルに入っていました。
ドライヤーやシャンプーボトルなど、ピンクで統一されていて可愛かったです。
トイレも清潔感があって問題なし。
シンクは一つですが、最低限のアメニティは用意されています。
シャワーブースもバスタブはなくシンプルですが、ハンドシャワーに加えてレインシャワーもあり、ボトルタイプのシャンプー・コンディショナー・ボディソープが備え付けられていました。
引用元:じゃらんnet
館内には、他にも地下1階に24時間営業のジムスペースがあったり、コインランドリーやアイロンルームもあるので、長期滞在の方でも快適に過ごせる設備が整っています。
朝食はプラチナ特典のクーポンを使ってお得に!
一夜明けて、2日目の朝食は1階のラウンジ奥で頂きます。
ここは軽食やスナック、ソフトドリンクやアルコールが24時間購入できるデリのような役割も果たしているそう。
朝食が提供される時間はあらかじめ決められていました。
⑴3つのギフトチョイス(いずれか1つを選択)
・500ポイント
・FBアメニティ
・10USドル分のFBクーポン(1泊1人につき)
⑵16時までのレイトチェックアウト
モクシー東京錦糸町では、客室のアップグレードや朝食無料のサービスがない代わりに、マリオットボンヴォイのプラチナエリートメンバーは、上記の特典が受けられます。
クーポンはバーやデリでの買い物にも使えますが、私たちは迷わず朝食に使用しました。
通常だと1,300円もする朝食が、約200~300円ぐらい(為替レートによって変動あり)で食べられます。
⑴250ポイント
⑵14時までのレイトチェックアウト
ちなみに、ゴールドエリートメンバーの特典はご覧の通り。
一般の宿泊客に比べるとお得なのはもちろんですが、やはりゴールド会員とそれ以上の差は大きいように感じます。
引用元:じゃらんnet
モクシーの朝食は洋食が中心。
パンやサラダにフルーツと定番のホットミールが並んでいます。
和食はこちらのテーブルに白米とふりかけや漬け物、カレーに味噌汁ではなくトマトスープがあるぐらい。
味噌汁の日もあるみたいですが、和食党の私としては少し残念でした。
こちらは朝食の料金には含まれていない、ドリンクやアイスクリームなど。
24時間販売されているので、いつでも買うことが出来ます。
ブッフェコーナーには、コーヒーや紅茶、オレンジジュースなど一通りの飲み物は置いてありました。
朝食会場の横にはDJブースもあります。
週末の夜などイベントが開催される時もあるそうで、賑やかなパーティーが好きな方や外国人観光客などにはピッタリかもしれません。
16時までのレイトチェックアウトが可能だったので、食後はレンタサイクルで近所を散歩してみました。
錦糸町の街を自転車で走る経験は初めてだったので、新鮮で楽しかったです。
こういったサービスも、海外の方にはウケるかもしれないですね。
実際に泊まってみた感想は?
最初はポップでカラフルな内装とカジュアルな接客で、若い人向けのホテルかなぁ?という印象でした。
しかし、実際には子連れの方もいましたし、貸し会議室などもあってビジネスで利用している方もチラホラ見受けられたので、思ったほど騒がしい感じはしませんでした。
様々な国の方が観光目的で宿泊していて、スタッフも英語がペラペラの方が多かったですし、デザイン性のある館内ということもあって、海外旅行に来たような非日常感を味わえたので、非常にワクワクして楽しかったですよ。
確かに若者にとってはSNS映えするスポットかもしれませんが、私のようなアラフォーが家族や友人と滞在しても、想像以上にリラックスして過ごすことが出来ます。
高級ホテルのようなフルサービスとまではいきませんが、マリオットグループという安心感と、手頃な値段で海外旅行気分を味わえる、言ってみればスタイリッシュで大人のためのゲストハウスのようなイメージなので、観光でもビジネスでも一度は泊まってみる価値はあると思いますよ。
普通のホテルとは全く違う体験が出来ると思うので、気になった方は是非チェックしてみて下さいね!
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