国内旅行で子連れにおすすめの高級宿と言えば、『星野リゾート』が有名ですよね。
今回は、その中でも特にファミリー向けのブランドである『星野リゾート リゾナーレ熱海』に家族で一泊してきました。
チェックインから部屋の様子、館内施設や食事・アクティビティなど、一通りレポートして感想を述べていきたいと思います。
そろそろ春休みの旅行を計画されている方もいることでしょう。
関東地方にお住まいの方などで、コロナ禍で遠出は出来ない、でも近場で良いから旅行に行きたいという小さいお子さんがいるご家庭に、少しでも参考になれば幸いです。
まずはチェックイン!山の上に立つ珍しいホテル
リゾナーレ熱海は、山の上という立地で、道が若干細く、宿に辿り着くまで少し迷いましたが、何とか無事に到着。
青を基調とした“花火”をイメージしたホテルで、至る所に花火をモチーフにしたデザインが施されています。
広々とした吹き抜けのフロント&ロビー。
入り口が10階にあり、そのため窓の外はいきなり海を見下ろすオーシャンビュー。
フロントがあるホテルA棟とホテルB棟に加えて、2階の連絡通路で繋がっているテラス棟があり、縦に長くて広い印象です。
我々は、そのテラス棟にある『コーナーテラス』という128.5㎡のスイートルームを予約しました。
とは言っても、リゾナーレ熱海には、愛犬ルームを含めて10種類以上の部屋があり、一番ベーシックな部屋でも60㎡以上あるので、どの部屋に泊まっても快適に過ごせると思いますよ。
また、乳幼児がいるご家庭には、『ベビースイート』という客室がおすすめ。
100㎡以上の部屋にベビーベッドやおもちゃはもちろん、ポットや電子レンジ、ベビーカーに子供用の椅子、ベビーシャンプーやバスチェア、そして何とおむつ替えセットや哺乳瓶の洗浄キットに至るまで、ありとあらゆるベビー用品が揃っています。
「あ!○○を忘れた!」なんてことが日常茶飯事の子連れ旅行にとって、わざわざレンタルしたり、現地で調達したりする煩わしさがないのは、非常に助かりますよね。
ベビー用品に関しては、手ぶらで来られるんじゃないか!?というぐらい充実しているので、ママやパパにとっては感動ものでしょう。
和室も全室に完備されていて、ホッと落ち着くことが出来ます。
壁には冒頭でも述べた、花火のイラストが飾ってありました。
右下にチラッと写っていますが、子連れで予約すると、ブロックのおもちゃを用意してくれます。
些細なことですが、小さい子供を持つ親にとっては嬉しい心遣いですよね。
部屋のテラスからの眺め。
全室オーシャンビューなので、眺望が外れという部屋がないのがポイント。
どの部屋からでも海を見ながらリラックスすることが出来ますよ。
引用元:じゃらんnet
花火大会の日には、テラスが最高の特等席に早変わり。
この眺めはヤバいですね、是非とも一度は部屋から花火を見てみたいものです。
アスレチック『森の空中散歩』で大はしゃぎ!
部屋で一段落した後は、すぐさま『森の空中基地 くすくす』に向かいます。
こちらには樹齢が約300年のクスノキのツリーハウスや、アスレチック『森の空中散歩』がありますが、あいにくツリーハウスは貸切のアクティビティ中のため撮影できませんでした(空いていれば見学は自由)。
長男はハーネスを付けて楽しめる樹上のアスレチックを予約できたので、それまでクスノキの近くにあるカフェで、焚火を使って焼きマシュマロ。
森の空中散歩は、基本的に前日17時までの予約が必要ですが、空きがあれば当日でも受け付けてくれることがあります。
5歳以上かつ108cm以上の宿泊者というのが参加条件で、未就学児は保護者が一緒に参加しなければいけません。
高所恐怖症の私が子供と一緒にチャレンジしましたが、最後のジップラインを除いて、地上約9mの高さに終始ビビっていました。
所要時間は約1時間で、約15分の安全講習の後もガイドさんが常駐しているので、小さい子供でも安心して楽しめますよ。
アクティビティが出来ない当時3歳の次男は、地上のアスレチックで遊びながら、ママとお留守番でした。
外遊びが終わると、今度は屋内の『キッズルーム』へと移動。
ボルダリングやボールプール・すべり台など、小さい子供でも無料で楽しく遊べるスペースがあるのは貴重ですね。
特に予約が必要な訳でもないので、突然の雨などで屋外で遊べなくなってしまっても、こういったプレイルームで体を動かすことが出来ます。
我が家の兄弟2人も、体力の限界まで部屋中を暴れ回っていました。
熱海と言えば温泉!標高170mから相模湾を見下ろす絶景の半露天風呂
一旦部屋に戻って休憩した後に、外出して居酒屋で軽く晩御飯を食べました。
そして、お待ちかねの温泉へ。
引用元:じゃらんnet
ご覧の通り、絶景です!
お風呂の中は撮影が出来ないので、他サイトからの引用で申し訳ないのですが、こういった場合、実際に行ってみるとイメージ写真と違うということがたまにあります。
しかし、この『明星の湯』に関しては、景色はこの写真のまま。
本当に美しいです。
この他に内湯も2種類あり、サウナも併設していますよ。
リゾナーレ熱海は、ホテル内を専用の浴衣で歩けるので、夜もリラックスして過ごせるのが良いですね。
引用元:じゃらんnet
それと、私たちは利用しませんでしたが、リゾナーレ熱海には大浴場とは別に、2種類のプールもあります。
幼児用プールは、水遊び用おむつを穿けば、おむつの取れていない赤ちゃんでもお父さんお母さんと一緒に入れるので、乳幼児お断りの施設も多い中、こちらのプールは家族全員で遊べるのが良いですね。
プールの使用は完全予約制で先着順なので、予約するには2階のプールにある受付まで行く必要があります。
ということで、1日目はこれにて就寝、お休みなさい。
雨の日でも安心!室内のアクティビティを満喫
2日目は、海をテーマにしたレストラン『もぐもぐ』でビュッフェ形式の朝食でスタート。
星野リゾートは、その土地の特色を前面に出した食事が美味しいんですが、熱海ではやはり海の幸が有名なので、魚を使った料理が多く感じました。
ただ、2022年2月下旬現在は感染症対策のため、営業時間を一部変更したり、ランチの営業を休止したりしているみたいなので、最新情報をチェックしてからのほうが良いかもしれません。
こちらのレストランは、キッチンスタジオを併設しており、4歳~小学生までのお子さんがパティシエ体験が出来る『キッズスタジオ』というアクティビティもあります。
我が家は申し込みませんでしたが、先着順なので、興味がある方はお早めに。
また、リゾナーレ熱海にはもう1ヵ所日本食レストラン『花火』があり、こちらは完全予約制。
本格的な和会席料理が食べられるので、大人だけのグループなどには雰囲気が良くておすすめですよ。
さて、朝食の後は長男が一番やりたがっていた『クライミングウォール』という施設へ。
こちらは宿泊者限定で無料の室内アトラクションなので、雨の日でも安心。
当日予約制なので、チェックインしたらすぐ予約したほうが良いと思います。
4歳以上から出来ますし、ハーネスを装着した上でスタッフの方も付いてくれるので、安全面もバッチリですよ。
全部で3コースあり、難易度が若干違うみたいですが、クライミングに疎い私には分かりませんでした。
ちなみに、アクティビティ関係は全てフロントから上の写真の階段を下りた先にある『アクティビティラウンジ』という場所で予約します。
その近くにクライミングウォールもあって、フロントからも目立つので、すぐに気付くでしょう。
引用元:じゃらんnet
クライミングウォールが終わって、チェックアウト時間も迫っている中、最後に訪れたのは『ソラノビーチBooks&Cafe』。
ホテルの最上階にあるこのカフェスペースは、まさかの足元が白砂のビーチ!
それだけで子供たちはテンション爆上がりです。
オシャレな飲み物もたくさんあり、お酒も飲めるので、大人だけでも、のんびりと読書をしながら贅沢な時間を過ごすことが出来ますよ。
これは他のホテルでは見たことがない、素敵なアイディアだと思います。
ただ、感染症対策で営業時間など変更があるかもしれません。
詳しくは公式ホームページなどをご覧下さい。
我々家族は、しばらく全員でのんびりした後、チェックアウトの手続きをするためにフロントに向かいました。
まとめ
この施設を一言で表すならば“子連れで泊まりたい宿”といったところでしょうか。
大人だけでも十分楽しめますし、部屋の広さ・快適さは素晴らしいものがあります。
しかし、リゾナーレ熱海を最大限に楽しめるのは、やはり子供連れで来る家族でしょう。
普通の高級宿では出来ない体験を、アクティビティを通してたくさん経験することが出来ますし、天候に左右されることなく遊べるというのは、旅行の日程を組む上で、地味に重要だったりします。
せっかくの旅行が、天気のせいで台無しになるのは避けたいですもんね。
リゾナーレ熱海は、春夏秋冬どの季節に行っても、それぞれの時期に相応しいイベントやアクティビティが用意されていますし、屋内でも屋外でも同じぐらい楽しいことが待っているので、たくさんの旅行の思い出が必ず残りますよ。
コロナ禍で息の詰まる毎日を過ごしている方も多いと思います。
是非一度、気晴らしも兼ねて、家族でリゾナーレ熱海を訪れてみてはいかがでしょうか?
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