2024年11月に開業した『Marriott Bonvoy(マリオット・ボンヴォイ)』参加の新しいホテル、『フォーポイント フレックス by シェラトン 宇都宮』に宿泊してきたので、その全貌を大公開します。
『フォーポイント フレックス by シェラトン』というブランドは、マリオットグループの中では“セレクト”というポートフォリオに位置していて、他のブランドとは一線を画するユニークなホテル。

一言で言ってしまえば、ビジネスホテルに近い形です。
その代わり、料金は比較的リーズナブルに設定されていて、ビジネスでの利用やマリオットの修行で宿泊されている方も数多く見受けられました。
そんなフォーポイント フレックス by シェラトン 宇都宮ですが、実際にどんなホテルなのか?
気になるその中身を写真と共に皆さんにお届けしたいと思います。
マリオットの会員だけでなく、宇都宮駅付近でコスパの良いホテルを探している方などは、選択肢の一つとしておすすめのホテルなので、参考にして下さい。
エリート特典はある?宿泊実績は付く?

フォーポイント フレックス by シェラトンは、日程によっては6,000~7,000円代で泊まれることもあるので、非常にお手頃です。
しかし、マリオット系ホテルの醍醐味であるエリート特典は、そこまで充実していません。
~特典~ | ゴールドエリート | プラチナエリート以上 |
ウェルカムポイント | 250ポイント | 500ポイント |
朝食 | 全ての宿泊客が無料(軽食) | |
レイトチェックアウト | 最大14時まで | 最大16時まで |
クラブラウンジ | なし | |
獲得ポイント | 1米ドルごとに5ポイント | |
宿泊実績 | 2連泊ごとに1エリートナイトクレジット |
ウェルカムギフトはポイントのみで、そのポイント数も若干の差はありますが、その他はエリート会員によって違いはほとんどありません。
私はプラチナ会員なので、空室状況によって16時までレイトチェックアウトを提案していただきましたが、仕事のためお断りしました。
宿泊実績についても特殊で、2連泊ごとに1エリートナイトクレジットが付く仕組みなので、1泊だけしかしないと、エリートナイトクレジットは全く加算されません。
ただ、上記のように、プロモーションによっては1泊ごとにボーナスポイントが獲得できるので、例えば2025年のQ1プロモーションに登録している方は、2連泊すると通常の宿泊実績=1に加えて、ボーナスクレジット2泊分、合計3泊分のエリートナイトクレジットが加算されます。
ボーナスで貰える1,000ポイントも1泊ごとに貰えるので、2連泊すると2,000ポイントをゲットできますよ。
年間50泊や75泊の達成を目指している会員の方などは、キャンペーン時にプロモーションごとの規約を確認の上で、積極的に活用していきたいホテルと言えそうですね。
ホテルに到着~チェックインまで

私は仕事のため夜に到着したんですが、周辺に大きな看板もなく、車で行くと若干分かりづらい場所にありました。
ただ、JR宇都宮駅の東口を出て徒歩約7分と、電車利用の方にとっては便利な立地と言えそうです。
ちなみに、駐車場は提携している所も含めて十分な台数が停められるので、車で行っても駐車場に困るということはないでしょう。
駐車料金はコインパーキングによっても違いますが、提携している宿郷パーキングは日~木曜日が1泊1,000円で金・土曜日は1泊1,500円(いずれも最大24時間)となっていました。

遊歩道を少し入った所にホテルの入口があります。
夜間はライトアップされているので、少しは目立っていました。

正面がフロントで、ここで手続きを行います。
左の隅には“Marriott Bonvoy”の文字が。


各種アメニティは、フロントの向かい側にある棚からセルフで持っていくスタイルです。
引き出しの中、ガラス越しに見えるのはナイトウェア。
女性用のアメニティも、リクエストすれば頂けるそうです。


1階にはランドリールームがあり、乾燥機も備え付けられていました。
出張などで長期滞在する方には必需品なので、この辺りもビジネスホテルライクですね。


ホテルに売店などはありませんが、1階には自動販売機が設置されていました。
また、このホテルには部屋にペットボトルの水が用意されてないので、各階にあるウォーターサーバーを利用することになります。
他のマリオットグループのホテルに慣れていると、これは少し不便に感じるかもしれません。
ということで、エレベーターで今回泊まる10階の客室へ向かいます。
客室について

元々は『ユニゾインエクスプレス宇都宮』というホテルだった建物を『Marriott International(マリオット・インターナショナル)』が買収して、リノベーションした上でオープンしているので、施設自体は非常にキレイ。
ホテルの廊下もご覧の通り、落ち着いた雰囲気が漂っています。

客室内は、良くも悪くもビジネスホテルです。
私が泊まったシングルルームやダブルルームは11㎡で、その他に18~24㎡と少し広い『アクセシブルルーム』があり、禁煙・喫煙が選択可能。
ちなみに、1階のフロント横には喫煙ルームがありました(電子タバコのみ)。


スリッパやハンガー、消臭スプレーなど最低限の備品は揃っています。


デスクは奥行きがありませんでしたが、スペースは広くて作業はしやすかったです。
壁掛けのテレビが、ベッドで横になった状態では角度が悪くて見づらかったのはマイナスポイント。


セキュリティボックスや電気ケトルなどはテレビの真下にあります。
冷蔵庫は空でした。
持ち込んだ物を冷蔵庫に入れる際には、自分で電源を入れないといけないので、その点は注意が必要です。


水回りはユニットバスですが、特別使いづらいということもなく、問題ありませんでした。
シャワーの水圧もバッチリ。
バスアメニティは備え付けの物で、ホテルの価格帯を考えても、もう少し改善が必要だと感じました。

チェックインの時にA4サイズの案内用紙を渡されるので、細かい説明はそこに書いてあります。
家族旅行には不向きですが、1~2人で泊まるには十分快適に過ごせるのではないでしょうか?
ラウンジでの朝食

一夜明けて、朝一番の部屋からの眺め。
高層階にしていただいたということもあって、眺望は悪くないですね。
それでは、1階にあるラウンジへ朝食を食べに行きましょう。
ラウンジ 営業時間/朝食=6:00~10:00
ホテルの入口をフロントとは逆のほうに入っていくと、ラウンジがあります。
宿泊者専用で、カードキーをかざすことによって入室が可能。
ラウンジは12~22時までフリースペースとして使えますが、朝の時間帯には全ての宿泊者が利用できる朝食会場になっています。


とは言っても、サラダやスープなどがあるワケではなく、袋に入れて食べるパンが数種類とドリンクのみ。


私が利用した時は、全部で4種類のパンが提供されていました。
自分でオーブントースターを使って温めることもできます。
温めると焼きたての食感が蘇ったかのように、サクサクして美味しかったですよ。


飲み物はお茶系とコーヒー系がレパートリー豊富に並んでいました。
このホテルの素晴らしい点は、パンは備え付けの袋に入れて、飲み物はカップに入れて、それぞれ客室やホテルの外にテイクアウトが出来る所。
ゆっくり朝食を食べる時間がない方や、忙しいビジネスマンなどは非常に助かるサービスですね。

幸い私はゆっくり過ごす時間があったので、食後にカフェラテをテイクアウトして、部屋で一服した後にチェックアウトしました。
総評

いかがでしたでしょうか?
先ほども述べたように、家族で滞在するには手狭に感じるでしょうし、そもそも全ての客室が定員1~2名なので、複数人で泊まる場合には、それぞれ個別に部屋を予約したほうが、リラックスして過ごせるでしょう。
ただ、一人旅やビジネス利用ということになれば、コスパ的には優秀な部類に入るホテルだと感じました。
宇都宮駅周辺でホテルを探している方は、新しく開業したばかりのフォーポイント フレックス by シェラトン 宇都宮に泊まってみて下さいね!
コメント