日本全国に個性的な旅館・ホテルを展開する『星野リゾート』。
皆さんは、青森県にも星野リゾートが運営する宿泊施設があるのをご存じですか?
それが『星野リゾート 青森屋』というホテル。
青森県三沢市にある古牧温泉の宿として、星野リゾートの名前で運営されています。
とても個性的な施設なので、他の旅館やホテルでは経験できないことがたくさんあって、家族で泊まるにはおすすめですよ。
今回は、私たち家族が青森屋に泊まった時の良かった点・悪かった点を正直に皆さんにお伝えしていこうと思います。
星野リゾートに泊まってみたいという方や、東北旅行を計画しているけど、まだ宿を決めてないという方は、是非とも最後まで読んでいって下さいね。
チェックインから客室まで
引用元:じゃらんnet
ホテルは全3棟の建物とそれを繋ぐ広場から構成されていて、小さな湖の湖畔に立っています。
青い森鉄道の三沢駅から徒歩約15分、三沢駅や三沢空港から無料送迎バス(事前予約制)も出ているので、車がなくても十分アクセス可能ですよ。
私たちはレンタカーで向かったので、そのまま駐車場に車を停めてチェックイン。
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元々は別の会社が経営していた建物をリノベーションしているため、決してピカピカとは言えませんが、清潔感があって広々としたロビーでした。
私がチェックイン手続きをしている間、妻と子供たちは館内をブラブラ。
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賑やかな雰囲気に誘われて、部屋に行く前に売店へ直行。
お土産もかなり充実していて、地元である青森県にちなんだお菓子などが豊富に揃っています。
下手な観光地で買うより、ここでお土産を買ってしまったほうが便利かもしれません。
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ということで客室へ向かいます。
我々が泊まったのは『あずまし』という和室のお部屋。
同じあずましでも、和洋室やツインの洋室、半露天風呂付きの客室など、家族構成や予算に応じてレイアウトのバリエーションがあるので選びやすいですよ。
地元の伝統工芸品が所々に飾られていて、青森に来たなぁ…という非日常感を味わえました。
引用元:じゃらんnet
上の写真は『うんかん』という特別室。
リビングとベッドルームが分かれていて、客室内に外の景色を眺めながら入れるヒバ浴槽のお風呂が付いています。
予算がある方は、この部屋も素敵だと思いますよ。
ベビーベッドはありませんが、ベビー布団やオムツ用のゴミ箱が借りられるので、赤ちゃん連れでも問題なく楽しめそうですね。
敷地内を散策!
引用元:じゃらんnet
まずは、フロントのある本館から東館へ抜ける連絡通路沿いにある『囲炉裏ラウンジ』へ。
宿泊者は無料で利用できるので、無料ドリンクをいただきながらのリラックスタイムにはピッタリ。
子供連れでも入れますが、他の利用者の方への配慮は忘れずに。
引用元:じゃらんnet
その後、天気が良かったのでホテル周辺を散策しました。
建物の目の前にある小さな湖の周りは、ちょっとした散歩コースになっていて、古民家があったり馬やポニーがいたりと、1周ぐるりと回るだけでアクティビティ並みに楽しめちゃいますよ。
引用元:じゃらんnet
散歩コースの途中にある『南部曲屋』という古民家。
ここは食事処にもなっていて、朝は炊き立てのご飯、夜は青森の食材を使った会席料理が食べられます。
引用元:星野リゾート 青森屋公式サイト
そして、公園内にもう一つラウンジを発見。
こちらの『八幡馬ラウンジ』は、フロントで事前に予約が必要で、税込2,200円でチケットを購入すれば、24時間いつでも好きな時間に利用することが出来ます。
八幡馬ラウンジでは、コーヒーやちょっとしたお菓子だけでなく、日本酒やシードルなどのアルコールがセルフで飲み放題なのが嬉しいポイント。
ラウンジでゆっくり外を眺めながら、家族でのんびり過ごすのも悪くないですよ。
引用元:じゃらんnet
また、公園内には宿泊者限定の足湯もあります。
湖を一望できるので、足湯に浸って景色を楽しんだり、我が家もリラックスした時間を過ごすことが出来ました。
ディナーは古民家風のレストランで
引用元:じゃらんnet
さて、ホテルの館内に戻ってお待ちかねの夕食の時間です。
晩御飯は昔ながらの民家をイメージした『のれそれ食堂』というレストランでのビュッフェ。
前日の12:00までに予約が必要なので、食事の予約も忘れずにしておきましょう。
引用元:じゃらんnet
割烹着を着た、地元のお母さん風のスタッフの方が出迎えてくれて、暖かい気持ちになりました。
ディナーというよりも、ホッと一息つける青森の晩ご飯という感じで、この演出にはとても好感が持てます。
引用元:じゃらんnet
料理の内容も、地元青森の郷土料理があったりして、非常に美味しく頂くことが出来ました。
スタッフの方々が子供にもフレンドリーで、まるでこの土地で生まれ育ったかのような錯覚を受けるぐらい落ち着ける、でもライブ感溢れる、今までにないビュッフェの楽しみ方だったような気がします。
食事の後は、『みちのく祭りや』でショーを見学
引用元:じゃらんnet
食事の後は、今回の旅行で一番の目玉である『みちのく祭りや』という会場でのショー。
日本を代表する青森県の祭り『青森ねぶた祭』をイメージした、約1時間の迫力満点のパフォーマンスが繰り広げられます。
席に空きがあれば、当日でも予約は可能ですが、満席になり次第締め切りになるので、なるべく早めの予約がベター。
青森屋に来たからには、必ず皆さんにも見て欲しいアクティビティです。
引用元:じゃらんnet
約200人を収容する会場内を、山車が走り回ったり、笛や太鼓の音色が響き渡ったり、まるで本物の祭り会場にいるかのように、熱気をヒシヒシと感じてアドレナリンが出ますよ。
子供も最初はビビっていましたが、徐々に雰囲気に慣れてくると、演者の方と一緒に踊ったりして、とても楽しそうでした。
2022年4月にリニューアルしたそうで、一度体験したことがある方も、よりパワーアップしたショーが見られるかもしれませんね。
風呂上がりは『ヨッテマレ酒場』で一杯
引用元:じゃらんnet
演者さんたちの圧巻のパフォーマンスを楽しんで、そのままお風呂へ向かいます。
お風呂は男女とも2種類ありますが、露天風呂の『浮湯』がおすすめ。
季節によって景観は変わりますが、紅葉の時期や冬の雪景色など、まるで自然の中に浮かんでいるような作りなので、せり出した湯船から一体感のある四季折々の風景を見ることが出来ます。
引用元:じゃらんnet
内湯である『ひば湯』も、トロトロした泉質の温泉で、ヒバの香りが漂う素敵なお風呂でした。
古牧温泉の上質な温泉に浸かって、アラフォーのオジサンにも美肌効果があったのでしょうか?
若干ですが、ツルツルになった気がします。
引用元:じゃらんnet
風呂上がりの楽しみは、やっぱりビールですよね。
大浴場の目の前にある『じゃわめぐ広場』にある居酒屋『ヨッテマレ酒場』では、ビールや地酒などアルコールと共に、軽いアラカルトメニューを注文することも出来ます。
事前予約も必要ないので、飲み足りない時などは、ここで一杯飲んでから部屋に戻るというのもアリですよ。
我々もおつまみを食べながらビールを飲んで楽しく語り合って、青森の夜を満喫しました。
2日目、チェックアウト
引用元:じゃらんnet
2日目の朝は、朝食を食べた後にじゃわめぐ広場をブラブラ。
今更ですが、館内を歩いているだけでお祭り気分を味わえるなんて、他のホテルでは絶対にあり得ません。
廊下にも灯篭が飾られていて華やかなので、ただの通路なのにキョロキョロしてしまいました。
引用元:じゃらんnet
じゃわめぐ広場には、たくさんの屋台がありますが、その中でもイチオシは『浴衣所いろは』で借りられる有料のレンタル浴衣。
客室にある作務衣でも十分と思われるかもしれませんが、色とりどりの浴衣を着て過ごすと、自然とテンションも上がりますよ。
子供用もあるので、子供に着てポーズを決めてもらうのも可愛いですね。
引用元:星野リゾート 青森屋公式サイト
その他にも、広場にはりんごジュースが出る蛇口があって、2種類のりんごジュースを無料で飲むことが出来たり(子供がこれにドハマりしていました)、夜には『じゃわめぐショー』と呼ばれるパフォーマンスが行われたり、四六時中盛り上がっているので、毎回広場を通るだけでワクワクします。
じゃわめぐショーでは、津軽発祥の宴会芸であるスコップ三味線などが披露され、宿泊者の方々も参加して賑わっていましたよ。
常にどこかで何かが行われていると言っても過言ではないぐらい、1泊2日の滞在を全く飽きさせない努力には、本当に感動しました。
後ろ髪を引かれる思いですが、残念ながらチェックアウトの時間です。
まとめ
昭和レトロな雰囲気に、お祭り気分でイベント盛り沢山の活気ある空間。
家族や友人同士・女子旅などでワイワイ楽しむにはもってこいの場所だと思います。
逆に、温泉などにゆっくり入って、室内でのんびりとした時間を過ごしたい人には、少し騒がしいかもしれません。
ただ、星野リゾートの施設の中では価格もそこまで高くないので、コスパという面ではかなり優れているほうではないでしょうか?
何より、全体的に若いスタッフの方々が真摯に接してくれたり、一生懸命にショーに取り組んでいたりする姿は、サービスを受ける側としては非常に気持ちが良かったです。
オンリーワンの魅力溢れるホテルなので、皆さんも是非、東北旅行を計画する際には、青森屋を予約してみて下さい!
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