沖縄本島から西へ約400㎞、八重山諸島のほぼ中央に位置する小浜島。
“八重山のてんぷす(へそ)”とも呼ばれる、人口約700人の小さな島です。
2001年に放映されたNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』の舞台になったことでも有名ですね。
今回は、その小浜島にある『星野リゾート リゾナーレ小浜島』の滞在記・宿泊記をお届けします。
沖縄は好きで何回も行っているけど、そろそろ離島にもチャレンジしてみたいなぁ…という方。
あるいは、都会の喧騒を抜け出して、海辺のリゾートでリフレッシュしたいなぁ…という方。
そういった方々にはピッタリの場所です!
移動も多少時間はかかりますが、それさえも楽しい思い出になるぐらい、素晴らしい体験が待っているでしょう。
まずは、こちらの宿泊記をご覧いただいて、小浜島へ行った気分になっちゃって下さいね。
飛行機と高速船を乗り継いで、いざ小浜島へ!
まずは成田空港から南ぬ島石垣空港へ。
八重山諸島の島々への移動は、石垣島にある『ユーグレナ石垣港ターミナル』が拠点となります。
空港から離島ターミナルまでは、バス(直行バス・路線バスともにあり)かタクシーで約30分ぐらいの距離。
バス停の場所や時間は、空港のインフォメーションで聞けば、すぐに教えてくれます。
離島ターミナルから徒歩で約5~10分ぐらいの場所に、日本最南端のアーケード商店街である『ユーグレナモール』があるので、早く着き過ぎた場合には、そこで時間を潰すのもアリだと思います。
高速船やフェリーのチケットは、離島ターミナル内にある船会社のカウンターで当日購入するか、もしくは事前のインターネット予約が必要。
離島への船を運航している会社は、『八重山観光フェリー株式会社』と『有限会社安栄観光』の2社あり、どちらも料金は同じですが、船の大きさが違って揺れに影響したり(船酔いしやすい方は重要!)、微妙に運行時間がずれていたり…若干の違いがあります。
我々の時は閑散期の平日だったので、安栄観光の高速船の割引チケットが行きの飛行機内で販売していて、それを購入して乗船しました。
ただ、夏休みなどの繁忙期は、混雑していて目的の船に乗れないこともあるので、事前予約がベターです。
お互いの船会社のチケットを使い回すことは出来ず、一方の会社のチケットを買った場合は、必ずその会社の船にしか乗ることが出来ないので、前もってチケットを予約する場合は注意しましょう。
外洋に出ない竹富島行きや小浜島行きの船は、よほどの台風でも来ない限り、欠航することはないので、その辺は安心して下さい。
ちなみに、6~11歳は小人料金が設定されていて、6歳未満の子供は大人1人につき1名無料です。
高速船で所要時間約25分、ついに小浜島に上陸です。
週に何回か貨客カーフェリーの運航もあり、石垣島でレンタカーを借りて持ってくるということも不可能ではありませんが、小浜島ではレンタサイクルで島を回る予定を立てていたので、今回はレンタカーを借りるのは止めました。
貨客カーフェリーも季節によって運航する日が変わるので、事前の確認が面倒ですし、レンタカーが必要な方は、小浜島のレンタルショップで予約するのがベターですね。
船から降りると、ホテルの送迎バスが迎えに来てくれていました。
小浜島にあるもう一つのリゾートホテル『はいむるぶし』の送迎バスの姿も。
感染症対策としてスタッフさんの案内のもと検温・消毒等を済ませ、いざバスに乗り込みリゾナーレ小浜島へ向かいます。
ホテルに到着&チェックイン
移動すること約半日、やっとホテルに到着しました。
我々の部屋はフロントから近く、歩いていける距離だったので、バスから降りてスタッフの方に案内されるがまま、そのまま部屋へ直行して部屋でチェックインの手続き。
リゾナーレ小浜島は敷地が広いので、フロントから離れている部屋の場合は、スタッフさんが運転するカートで連れて行ってくれます。
一段落して暗くなってから撮影した、フロントの様子。
決して広くはないですが、明るくてオシャレな印象。
ちょっとした飲み物やスナック・お土産等はホテルの売店で販売していますが、基本的に買い物は石垣島で済ませてきたほうが良いでしょう。
小浜島にはスーパーやコンビニがなく、日用雑貨などを扱っている小さな商店が数軒あるのみです。
我々は、アルコール類を含めた飲み物やお菓子やおつまみなどを、石垣島の離島ターミナルで買い込んで、高速船に乗り込みました。
一泊目の部屋は『スーペリアスイート』という、最もベーシックな部屋。
とは言っても、リゾナーレ小浜島は全室ヴィラタイプの客室で、一番安いこの部屋でも50㎡以上。
全ての客室にデイベッドがあって、リゾート感満載です。
ここでの昼寝は最高でしたよ。
下のほうに写っていますが、ちゃんと子供用の部屋着も用意されていました。
ハリウッドツインのベッドがある寝室。
添い寝の子供2人と一緒に、家族4人で寝ても十分な広さでした。
水回りは決して新しくはありませんが、清掃が行き届いているので清潔で、洗面ボウルも2つあって使い勝手が良かったです。
アメニティは星野リゾートのオリジナル。
子供用の歯ブラシなどがあったり、家族連れには非常に優しいサービスが多かった印象。
ビーチを散策して1日目のディナーへ
晩御飯まで少し時間があったので、プライベートビーチへ。
ホテルのフロントからビーチまでは、徒歩だと約15~20分ぐらい。
12歳以上の人は電動キックボードを借りることが出来るので、それをレンタルして向かいます。
ちなみに、12歳以下の子供には専用のキックボードがあるので、ビーチまでの移動も楽しそうでした。
ビーチには『ブックス&カフェ』という施設があり、無料のコーヒーを片手にのんびり読書に浸ることが出来ます。
夏場は海遊びの休憩場所としても機能しそうですね。
子供たちは謎の生き物図鑑のような本に夢中になっていました。
その他にも、ビーチの近くには『ガジュマル広場』と呼ばれる木陰に、ハンモックがぶら下がっていて、優雅に寛げるスペースがあったり、『ガジュマルツリーテラス』という地上3.5mの高台に登って夕陽を見たり、時間を忘れてのんびり過ごすことが出来ました。
ガジュマルツリーテラスからは、美しい海と八重山諸島の島々が一望でき、晴れた日には水平線から昇ってくる朝日も非常にキレイだそうです。
創作居酒屋『島ダイニング ゆうな』で島料理
さて、本日の夕食は予め予約しておいた『島ダイニング ゆうな』へ。
小浜島では、事前に予約しておくと、居酒屋のスタッフさんが車でホテルまで送迎をしてくれるんです。
今回の居酒屋だけではなく、多くの居酒屋さんで行っているサービスだそうですよ。
リゾナーレ小浜島はレストランが1つしかなく、ディナーもビュッフェスタイルなので、連泊する方などは特に、島内の居酒屋さんを予約しておくことをおすすめします。
送り迎え付きなので、安心して食べたり飲んだり出来ますね。
新鮮な海の幸をこれでもかと注文します。
子供たちは海ぶどうが大好物なので、1人につき1皿頼んで、抱え込んで食べていました。
アーサと紅芋の天ぷらという、地元ではなかなか食べられない料理をチョイス。
昔から夫婦揃って沖縄料理には目がないので、どれを取っても外れなし!超絶美味のメニューばかりです。
後半に頼んだ『小浜産 もずくのつけ麺風』といい、〆の『もずく雑炊』といい、最後のほうは海藻ばっかり食べていた気がします。
値段もリーズナブルで、普段は食べられない島料理のメニューが豊富、適度に活気もあって子供たちにもフレンドリーと、言うことなしの初日のディナーでした。
あっという間に1日目が終了
帰りも居酒屋のお姉さんにホテルのフロントまで送ってもらい、あっという間に1日目が終了。
移動が大半だったものの、冒頭でも書いた通り、飛行機や高速船など、その移動時間さえワクワクするという離島のリゾート感が半端じゃないです。
夜もラグーン越しに見えるフロントの明かりがキレイで、少しの間ぼんやりと眺めていました。
これで晴れていれば、満点の星空が見えたんですが…それは次回以降ということで!
少し長くなってしまったので、この滞在記・宿泊記の続きはまた後日。
次回の記事でお会いしましょう、お休みなさい!
2月5日(土)追記:後編の記事を更新しました。上記も併せてご覧下さい。
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