今回は東京都港区高輪の品川駅近くにある高級ホテル、『ザ・プリンスさくらタワー東京』に家族5人で宿泊してきました。
世界最大のホテルグループである『Marriott International(マリオット・インターナショナル)』が運営する会員プログラム『Marriott Bonvoy(マリオット・ボンヴォイ)』に、『オートグラフコレクション』というブランドで加盟しているこちらのホテル。
そのため、クレジットカードなどで貯めたマリオット・ボンヴォイのポイントを使って、無料で宿泊することも可能なんです。
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私たちは『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』で年間400万円以上決済すると貰える、1泊分の無料宿泊特典を使って、現金の持ち出しほぼゼロで泊まることが出来ました。
ちなみに、隣接する『グランドプリンスホテル高輪』や『グランドプリンスホテル新高輪』と同じプリンスホテルのブランドですが、あくまでも別のホテルという扱いです。
皆さんそれぞれ好みはあると思いますが、3つのプリンスホテルの中でも一番ラグジュアリー感を味わえるホテルではないでしょうか。
東京観光にはもちろん、次の日の新幹線や飛行機での移動に備えての前泊なんかにも立地的に使いやすいですし、特に我が家は子供3人での旅行なので、添い寝の条件やお得に泊まる方法なんかも解説しています。
家族連れで東京方面の宿をお探しの方などに参考になればと思います。
到着~チェックインまで
私たち家族は車で行ったので、ロータリーに車を寄せて家族と荷物を降ろしてから駐車場に向かいました。
場所は品川駅を背にしてさくら坂を数分ほど登った途中にあり、3つのホテルが並んで立っているので、少し入口が分かりずらいかもしれません。
駐車場は更に坂の上にあり、宿泊者は1泊1,500円ですが、我々はマリオット・ボンヴォイのプラチナ会員の特典であるアップグレードが出来なかったお詫びとして、駐車料金が無料になるチケットを頂きました。
電車だとJR品川駅の高輪口から徒歩3分、都営地下鉄浅草線の高輪台駅から徒歩5分と、いずれもアクセス抜群の好立地にあります。
一歩足を踏み入れると、そこはラグジュアリーで開放的な空間が広がっていて、高級感たっぷり。
私たちは夜遅くに着いたので、所々ライトアップされていたこともあって、雰囲気は最高でした。
チェックインを済ませて、長い廊下を抜けてエレベータへと向かいます。
このホテルは客室数が270室と中規模ではありますが、3つのタワーが真ん中にある日本庭園で繋がっていることもあって、非常に広く感じました。
ということで、今回私たちがお世話になる、10階の『デラックスツイン』のお部屋をご紹介しましょう。
客室について
こちらが客室の全体像です。
約46㎡と十分な広さで、決して新しいとは言えないまでも、清掃が行き届いていて清潔感たっぷりの十分すぎるお部屋でした。
実は、私たち家族は最初ポイントでの無料宿泊で各階に1部屋だけの『コーナーキング』という部屋を予約していたのですが、子供がいるということで、ツインの部屋に変えてもらった経緯があります。
さくらタワー東京はコーナールームが39㎡と一番狭く、各階に1室だけという特別感はありますが、広々とした空間を優先するのであれば、スタンダードなデラックスルームのほうがおすすめ。
その辺りは好みで選んでみて下さい。
ベッドサイトとテレビ、その隣にコーヒーメーカーとアイスペールが準備されています。
私たち家族には必須の空気清浄機も完備、スリッパもフカフカで妻のお気に入りでした。
クローゼットも十分なスペース、それにセキュリティボックスもあります。
引き出しの中にはコーヒーやお茶が、冷蔵庫の中は有料。
このホテルの良い所は、ナイトウェアやスリッパなどで専用のエレベーターを使ってリラクゼーションフロアに行けるということ。
サウナやブロアバスなど、リラックスした状態で旅館的な過ごし方が出来るのは、高級ホテルでは貴重な体験。
ホテルに滞在するに当たって、重要視する方も多い水回り。
シンクは1つ、必要最低限のアメニティは揃っています。
トイレに手洗い場が付いているのは、ホテルでは珍しいですよね。
そして、このホテルの最大のウリ(と私が勝手に決め付けている)が、全室に完備されているブロアバス(泡風呂)!
スイートルームに付いている、とかではなく、スタンダードルーム含め全ての客室でブロアバスでリラックスできるというのは、非常に嬉しいポイント。
バスタイムがより一層楽しめますよね。
小学生の子供連れ、添い寝は可能?
子連れで泊まるのに一番気にするのが、子供料金について。
特に私たち家族は子供が3人いるので、「添い寝は何歳まで出来るのか?」「子供料金はいくら?」「家族5人だと、2部屋予約しないとダメ?」と、考えることがたくさんあります。
結論から言うと、場合によっては5人家族でも1部屋で泊まれます!
というのは、ベビーベッドが自分で掴まり立ちの出来ない生後24ヵ月未満の赤ちゃんにしか使えないため。
裏を返せば、ベビーベッドをレンタルできれば、一番下の子を寝かせて、残り2人の子供はそれぞれ私と妻のベッドで添い寝という形を取れるんです。
しかも、公式ホームページには“添い寝は未就学児まで”と記載がありますが、マリオット経由で予約すると、ルームチャージ(1室単位の料金設定)が適用になり、小学生でも特別に添い寝がオッケーになるとのこと。
・ベッド1台につき子供1人可能(未就学児無料)
・マリオット・ボンヴォイ公式サイトからの予約で、小学生以下でも添い寝可能
・ベビーベッドの追加で子供3人まで同室で滞在が可能
ここでもマリオット・ボンヴォイのエリート会員のメリットを享受することが出来ました。
上記の知識を知ってる・知らないでかなり差が付くので、他のホテルでも同じように諦めずに聞いたり調べたりすることが大事ですね。
リラクゼーションフロアでリフレッシュ!
先ほども少し触れましたが、各階にはB1階のリラクゼーションフロアへの直通エレベーターがあり、宿泊者は無料で行くことが出来ます。
引用元:じゃらんnet
B1階には様々な施設が集まっていて、ホテルでの滞在を有意義に過ごすのに欠かせないフロアとも言えるでしょう。
女性の方にはスパもおすすめ。
高級感溢れる空間で、日常から離れて本当にリラックスした時間を味わえること間違いなしですよ。
私が体験したのは、同じくB1階にある『サウナ&ブロアバス』。
ブロアバスは部屋にもありますが、やっぱり広々とした湯船に浸かると、日頃の疲れが吹っ飛びます。
さくらタワーに泊まっていれば、小学生以上は無料で入ることが可能(小学生は同性の保護者同伴)。
まずはフィットネスジムで部屋番号を伝えて受付をします。
ちなみに、客室内にあるバスローブやスリッパで行き来することが出来るので、子供連れでも本当に楽チンでした。
浴室内には洗い場やデッキチェアなどもあって、ゆっくりバスタイムを楽しめるようになっています。
ドライサウナとミストサウナも気持ち良かったですが、水風呂はありませんでした。
入浴後はマッサージチェアなどが置いてあるラウンジで一休み。
ということで1日目は終了、お休みなさい。
朝食はラウンジホッピングで!
おはようございます、朝は日本庭園の散歩をして、その足で朝食会場へ向かいました。
3つのホテルを結ぶ日本庭園には、約20,000㎡の敷地に自然豊かな草木や史跡が点在しています。
旧高輪プリンスホテルが建てられた1971年に造られたとのことで、都心の真ん中にいることを忘れるような自然溢れる風景を楽しむことが出来るので、ホテルに宿泊する際は、時間の許す限り散策することをおすすめしますよ。
さて朝食ですが、我々はマリオット・ボンヴォイのプラチナエリート会員という特典を生かして、ラウンジで食べることにしました。
プラチナエリート会員以上だと、さくらタワー東京を含む隣接する3つのホテルにあるエグゼクティブラウンジが、どれも無料で使えるんです。
その3ヵ所のラウンジをハシゴする、通称『ラウンジホッピング』が出来ちゃうのも、こちらのホテルの醍醐味。
・『SEIBU PRINCE CLUB』ダイヤモンドメンバーとして宿泊する
・各ホテルのクラブフロアに宿泊する
・『高輪花香路』に宿泊する
・マリオットボンヴォイのプラチナエリート会員以上
しかも、カクテルタイム以降の時間帯を除いて、13歳以下の子供でも保護者同伴であれば利用できるので、家族全員の朝食代が一切かからないというメリットがあります。
賛否両論はありますが、子供お断りのラウンジが多い中で、子連れにとってこのサービスは非常に助かりますよね。
ただ、私たち家族が行ったさくらタワー東京のエグゼクティブラウンジは、ホットミールやコールドミールが置いてあって、他にはパンが何種類かあるぐらいで、品数はかなり少ない印象。
一言でいえば、カクテルタイムのような品揃えでした。
このラウンジでは、カクテルタイム以外もアルコールが飲めるので、それ狙いで利用するのはアリだと思います。
ただ、朝食のクオリティという意味では、ちゃんとしたオールデイダイニングでお金を払って食べるか、他のラウンジに遠征するのが良いかもしれません。
通常のブッフェタイプの朝食は、1階にあるイタリアンダイニング『リストランテ カフェ チリエージョ』で食べることが出来ます。
こちらは品数も多く、皆さんが想像するホテルの朝食ブッフェを思う存分味わえますよ。
さくらタワー東京にはもう一つ、『なだ万 高輪プライム』という老舗の日本料理屋さんも入っています。
子供連れでもオッケーですし、記念日や会食・法要など様々な用途で使えそうな雰囲気のお店なので、ランチやディナーをホテル内で済ませたいという方には、事前に予約しておくと良いでしょう。
まとめ
さくらタワー東京には他にも、夏季限定のプールなどもあり、小さいお子さんがいるご家庭でも、十分にホテル内で楽しめる施設が揃っています。
昨今、東京近郊のホテルはインバウンドの影響もあり価格が高騰していますが、それでも旅行の時ぐらい少しは贅沢したいですよね。
1泊10万円を超えるような超高級ホテルには高すぎて泊まれないけど、ラグジュアリーな空間で家族とホテルステイを楽しみたい、そんな方にはピッタリのホテルだと思いますよ!
皆さんも是非、都会のオアシスとも言うべきさくらタワー東京、東京観光の際には泊まってみて下さいね。
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