皆さんは『那珂湊おさかな市場』という場所をご存じでしょうか?
茨城県ひたちなか市にある観光市場として、県内外から年間約100万人が訪れる、関東有数の活気溢れる専門店街です。
引用元:那珂湊おさかな市場公式サイト
その日に水揚げされた魚介類の販売や、新鮮な魚をその場で食べられる回転寿司や食堂など、港町ならではの専門店が集まっていて、半日まるごと楽しめる、ちょっとした観光名所になっていますよ。
ただ、店舗が多すぎて、初めて来た方は、どこでご飯を食べたら良いのか分かりづらいのが現状。
もちろんどこのお店に入っても、おそらく大きく外すことはないでしょう。
新鮮な魚介類を取り扱っているという意味では同じですからね。
今回はその中でも、個人的にイチオシの食事処『地魚安處宴 久楽』について取り上げたいと思います。
味はもちろん、アクセスや接客など総合的に見て一二を争うレストランだと思うので、那珂湊おさかな市場に遊びに行く予定があってランチで迷っている方などは、是非とも参考にしてみて下さいね。
『地魚安處宴 久楽』の店舗情報はこちらからおすすめの理由その1:入りやすい立地
那珂湊おさかな市場は、土日祝日ともなれば目の前の道路が大渋滞になることもしばしば。
約600台が収容可能な駐車場(4時間まで100円)もあっという間に埋まってしまうこともあります。
路上駐車はダメですが、かと言って車を停めないことには市場には入れませんし、ランチどころではありません。
その点、久楽は市場とは別に独立した駐車場を持っているので、市場のほうが満車でも、意外と久楽の専用駐車場がポンと空くことがあります。
慣れていない方は、大行列に並んで市場の駐車場に入ろうとするので、まずはランチだけ済ませたいという場合には、久楽でご飯を食べて市場のピークをやり過ごすというのも手ですよ。
他の方々の迷惑になるので、間違っても久楽の駐車場に停めたまま市場の見学や買い物に行かないで下さいね。
おすすめの理由その2:子連れにも優しい接客
店内はベビーカーでも入りやすく、座敷もゆとりがあって子連れでも過ごしやすい広さになっています。
ベビーカーだけでなく、車椅子の方も同じように出入りが容易なので、デイサービスの食事会や法事での利用など、団体客も多いそう。
また、店主の方は気さくで子供にも優しく話しかけてくれ、我々の時もお昼時で待ち時間があったのですが、並んでいる間にも定期的に声をかけてくれて、子供たちも全く退屈しませんでした。
“市場”と聞くと、ぶっきらぼうな印象を持っている方もいるかもしれませんが、親切丁寧な接客で、良い意味でイメージを裏切られると思いますよ。
おすすめの理由その3:想像以上に新鮮な旬のネタ
30分ほど並んで、私たち家族を座敷へ案内してくれました。
着席して壁を見ると、おすすめメニューでしょうか、“貝焼”の文字が!
さっそく『さざえつぼ焼き』を生ビールと共にオーダー。
サザエの身がコリコリで磯の香りがフワッと鼻に入って来ます。
これぞ市場のビールのお供。
お通しの白身魚に付いている、この田楽味噌のようなものが地味にヒットでした。
メニューも豊富で、一品料理も充実しているので、ランチだけでなくチョイ飲みにも良いかもしれません。
旬の時期には、茨城名産の『あんこう鍋』もおすすめです。
冬場に県外から来る観光客の中には、このアンコウを目当てに来るという方も多いですよ。
我々は一品料理の中から、夫婦揃って大好物の『あんこう きも(ぽん酢)』を注文。
あん肝は居酒屋メニューでもあるので、若い方でも食べたことがあるという人は多いでしょう。
しかし、漁港近くのしかもアンコウが有名な茨城県の市場にある食堂で食べるあん肝は、チェーン店の居酒屋のそれとはまったくの別物です。
ハッキリ言って、あん肝のイメージがガラリと変わりますよ。
アンコウ自体は真冬が旬の時期とされていますが、あん肝に限っては産卵前の初春~初夏にかけてが一番美味しいと言われています。
ランチに来た際には、あん肝にもチャレンジしてみて下さい!
ビールで喉の渇きも潤った所で、お待ちかねのメインとなる定食を頂きます。
やはり一番人気は久楽(海鮮)丼でしょう!
赤身に白身、海老にイクラと、海の幸がこれでもかと乗っています。
味噌汁や小鉢も付いて、これで税込2,160円はお買い得ですね。
何よりネタが新鮮でプリプリしてます。
市場で食べる魚介類は美味しいイメージがありますが、おそらく皆さんの想像の更に上を行くクオリティですよ。
妻が久楽丼を頼んだので、私は大好物の『釜揚げしらす丼』を注文しました。
こちらも例外なく味のレベルが抜群に高かったです。
しらすの甘みが塩気と相まって、ご飯が何杯でもイケちゃうヤツですね。
ご飯は暖かい白米と酢飯の好きな方を選ぶことが出来て、お好みに応じてカスタムできるのも嬉しいポイント。
ちなみに、写真を撮り忘れてしまいましたが、マグロやイカ・釜揚げしらすなどがトッピングされた『お子様丼』もあるので、大人だけではなく子供も大満足できるお店だと思いますよ。
私たちが食べ終わる頃には、夕方になりつつあったので、さすがにテーブル席も座敷も空きが出てきました。
ただ、まだ入口には何組か待ってらっしゃる方々がいたので、席を早めに空けるためにも食べ終わったら速やかに店を後にしたいと思います。
ということで、ご馳走様でした!
まとめ
県内外からの観光客で賑わう那珂湊おさかな市場。
新鮮な魚介類を安くゲットできるのはもちろん、久楽さんのように、普段は食べられないような鮮度抜群の魚をランチで頂けるので、家族連れでのちょっとした日帰りのお出掛けにはピッタリですよ。
土日祝日は渋滞が激しい場合もあるので、お昼時をなるべく避けて向かうと比較的スムーズかもしれません。
平日はそこまで待たずに駐車場にもお店にも入れると思うので、当たり前ですが、どちらかと言うと平日のほうがゆっくり見て回れるでしょう。
まだ行ったことがないという方は、是非一度遊びに行ってみて下さいね!
『地魚安處宴 久楽』の店舗情報はこちらから
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