もうすぐ9月の連休ですね。
コロナ禍で不自由を強いられている方も多いと思いますが、お彼岸のお墓参りに行くという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お墓参りに行くに当たって必要になるのが、仏壇などにお供えするギフトですよね?
シャトレーゼオタク歴10年以上の私は、お彼岸に贈るお菓子もシャトレーゼで購入することが多いです。
とは言っても、いつも迷うのが『熨斗(のし)』の種類と表書き・名前の入れ方なんですよね。
皆さんも、いざ出かける時に手土産を買って「熨斗はどうしますか?」とレジで店員さんに聞かれて、「あれ?この場合って何て書けば良いんだっけ…。」「大人にもなって店員さんに全く知らないです、って言うのも恥ずかしいし…。」なんて経験はないでしょうか?
もしそこまでの経験はなくても、「熨斗って何?」と疑問に思っている方は多いはず。
今回は、間もなくやってくるお彼岸の場合をメインとして、贈り物に付ける熨斗の知識を、必ず知っておくべき3つのポイントを押さえながら、詳しく解説していきたいと思います。
もちろんお彼岸以外のイベントで贈り物に熨斗を付けたい場合などにも役立つ知識なので、是非とも最後まで読んで、大人のマナーとして熨斗の知識を付けていただければと思います。
熨斗(のし)とは?掛け紙と熨斗の種類について
一般的に熨斗(のし)とは、贈答品に掛けられる紙のことを指す場合が多いですよね。
しかし、厳密に言えば、ギフトに掛ける紙全体のことは、『掛け紙』と呼ぶのが正解です。
一方で、『熨斗(のし)』とは慶事(めでたい事柄)の時に贈る贈答品に添える“飾り”のことを指します。
上の写真にあるようなマークのことですね。
元々は、縁起物とされていた鮑(アワビ)を献上する風習があり、それが転じて、慶事の際に掛ける紙に、簡略化された飾りが用いられるようになったとのこと。
最近では、市販されている掛け紙には、簡略化された熨斗のマークが、既に印刷されているものも多いですね。
しかし、掛け紙には様々な種類があり、大きく分けると慶事用と弔事(仏事)用の2種類があります。
先ほどお伝えしたように、熨斗は慶事(めでたい事柄)の時に使う飾りのことです。
今回取り上げるお彼岸という風習は、死者を弔う儀式=仏事なので、熨斗のマークがある掛け紙を使うことはしません。
地域によって違いはあれど、一般的には上の写真のような掛け紙を使うことが多いでしょう。
どのような用途に使うかによって、掛け紙の種類を間違えないことが大切です。
・贈答品に掛ける紙自体のことは『掛け紙』と言う
・掛け紙でも、用途によって、熨斗のマークがあるものとないものがある
・彼岸は仏事なので、熨斗の飾りがない、水引が白黒で結び切りのもの(地域や宗教などによって違いあり)を使う
掛け紙について知っておくべき3つのポイント
熨斗や水引の違いによる掛け紙の種類
掛け紙には様々な種類があり、用途によって適切な掛け紙と表書きを選ばないと、相手の顔を潰したり、思わぬ赤っ恥を掻いてしまうこともあります。
全ての種類を網羅している訳ではありませんが、主によく使う掛け紙のパターンを、あくまで一例として、画像付きで紹介します。
他にも水引の色や本数・結び方など、多種多様な掛け紙があり、同じ事柄に使うにしても、宗教や地域によって違う風習があったりするので、掛け紙を選ぶのが非常に難しいです。
もし迷ったら、店員さんにアドバイスを貰ったり、周囲の方々と相談して、最終的に判断すると良いでしょう。
御仏前と御霊前の違いは?表書きについて
表書きも数えきれないぐらいあるので、今回はお彼岸ということで、『御仏前』と『御霊前』の違いについて解説します。
仏教によると、故人は亡くなって49日目に“霊”から“仏”になる、つまり“成仏”すると考えられています。
なので、通夜や葬儀告別式などに参列する場合には『御霊前』、四十九日を過ぎた法要などの時にお供えする場合には『御仏前』を用いるのが一般的です。
ただ、これもいくつか注意点があります。
宗派が分からない時などには、これもやはり確認が大事ですね。
これといった決まりがない場合もあるので、周りの方々と合わせるためにも、事前の相談は必要かもしれません。
掛け紙に入れる名前の書き方
これも意外と間違える方がいらっしゃるんですが、あくまでも名前は送り主、つまりご自身の名前を入れます。
たまに相手の名前を書いてらっしゃる方を見かけますが、間違いなので注意して下さい。
名前はフルネームでも構いませんし、名字だけでも大丈夫です。
夫婦の場合は夫の名前をフルネームで入れるのが一般的ですが、故人と親しかった場合など、妻の名前を夫のフルネームの左側に入れる方もいらっしゃいます。
3名までの連名で名前を書く場合には、必要に応じて一番右側に会社名などを入れた上で、立場が上位の方が右に来るようにして、順番に書いていきますが、3名とも役職や立場が同じであれば、右から名前の五十音順でオッケーです。
4名以上の連名でお供えしたい時には、代表者1名の氏名を中央に書き、その左側に“他一同”などと書いてまとめるのが一般的です。
因みに、表書きや名前を入れる筆(ペン)は、なるべく薄墨のものを使いましょう。
“悲しみの涙で墨が滲んで薄くなってしまう”という意味があるそうです。
彼岸のお供えにはシャトレーゼのギフトがおすすめ!
皆さんいかがだったでしょうか?
掛け紙は最低限のルールとマナーこそあれど、細かい部分は宗教や地域によって違うし、表書きもパターンがたくさんあって、正解が一つではないという所が、非常に難しいですよね?
なので、あまり難しく考えすぎずに、こちらの記事を参考にしていただいた上で、最終的にはお店のスタッフさんや周りの詳しい人に聞いたりするのが一番だと思います!
最適解を求めようとするのではなく、ルール違反・マナー違反をしないように気を付ければ、多少の違いは許容範囲だというスタンスでいきましょう。
私はシャトレーゼオタク歴10年以上という肩書でやっているので、最後にシャトレーゼの彼岸におすすめのギフトを紹介した記事を貼っておきます。
シャトレーゼには、1,000~3,000円台のギフトが和菓子から洋菓子まで品数豊富に揃っていて、お彼岸はもちろん、お盆や年末年始など、季節の贈り物を探すのに丁度良いんです。
シャトレーゼでギフトを購入すれば、無料で掛け紙に表書きと名前を印刷した上で紙袋に入れて渡してくれるので、お彼岸にお供えするお菓子をお探しの方は、お近くのシャトレーゼに一度行ってみて下さい。
きっと店員さんが親身になって相談に乗ってくれると思います!
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